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神戸の鈴木 辰巳会

かつて神戸にあった巨大商社鈴木商店の関係者の集まりで
ある「辰巳会」というものがあった?そうです。
いえ、今もあるのかもしれませんが、何しろ昭和35年に結成されて
今や鈴木商店を知る人たちも少ないことと思います。
調べてみますと1970年代に刊行された辰巳会の本は
見つけることができましたが。。。

昭和51年の全国大会で、集まったOBは140人。
やがてひょうひょうと歩く小柄な老人が現れました。
会場はざわめきます。
彼こそは金子直吉の次男、武蔵(元東大教授 哲学)。
中折れ帽に灰色の背広、背をかがめ、ささやくような口調。
眼鏡越しに光る細い目。

「直吉つぁんが歩いとる」

会場に集まった方たちは金子直吉や鈴木よね、直吉のパートナーで
ある柳田富士松を慕う人でいっぱいだったそうです。
昔のエピソードを語りながら懐かしんだそうです。
(海 鳴りやまず 第一部)

昨年、塩屋から須磨の山に登りましたが、金子直吉宅跡を見つけ
ました。
今「お家さん」で鈴木よねが脚光を浴びていますが、本屋さんで
立ち読みして、(^^;)☆\バシッ( 買いなはれ!←鈴木よね)またあらためて
この時代のワクワク感にひたっております。
Commented by 歌之輔 at 2008-03-05 11:12 x
ク゜ローバルになって国内だけで儲けるのは難しくなりました。
庶民以下の私には想像するのも難しい豪勢な生活だったんでしょうなぁ。
でも今でも学閥というのはあるんでしょうね。特に官僚とか。
弊害が多く出てますけど庶民にとっては。
いつの時代も泣くのは庶民ですな。
Commented by ファルコン at 2008-03-05 12:36 x
玉岡かおるさんもいいですが、城山三郎の『鼠』も一度よんでみられたら?
文春文庫で出ていたように記憶いたしております。
Commented by kobeport at 2008-03-05 21:24
歌之輔さん、金子直吉という人は、まったく身なりも
かまわず本当に質素な生活をされていたそうですよ。
あの格好なんとかしぃ~と皆にあきれられていたくらいで
仕事に没頭したらしいです。
そんなに没頭できる仕事、売り買いは天職だったのでしょうね。
ある意味、幸せだったかもですね。
私にとっては、そんなもの。。。うう~食べることでしょうか。(笑)
Commented by kobeport at 2008-03-05 21:28
ファルコンさん、城山三郎さんは大好きな作家で
「鼠」も昔読みましたが、もう一度読み返せばまた違った
印象かも知れません。

城山三郎さんの「そうか、君はもういないのか」も
立ち読みしましたが(買いなさい!(^_^;))、奥様との
ロマンチックな出会い、別れの日々に涙しました。
すばらしい作家でしたね。
Commented by るちあ at 2008-03-05 21:33 x
こんばんは。
「華麗なる一族」を見ながら、「鼠」の鈴木商店も誰かドラマ化して
くれないかなあ、と思っていましたが。。。
玉岡かおるさんの「お家さん」、人気が続けばドラマ化なるかな?
Commented by kobeport at 2008-03-05 22:37
るちあさん、鈴木商店のドラマ化、これぜったい面白いと
思いますよね。
となると、金子直吉役は誰がいいか。
とまた喜んで考えてしまいます。(笑)

金子直吉だけではなく、彼を守り立てる鈴木商店の面々も
けっこうドラマに向いてそうな気がしますけど。
Commented by るちあ at 2008-03-06 22:09 x
小林薫さんなんか、いいかもw。
お正月に見たNHKドラマ(再放送)で松本重太郎役を好演してました。
あのドラマも原作は城山三郎だったような気が。。。
勝手に配役を考えるのって、楽しいです。
Commented by MASAYO at 2008-03-06 22:47 x
はい、小林薫さんはいい役者ですよね。

ちなみに、金子直吉さんの描写はこんなです。
「身の丈五尺二寸五分、体重15貫八百の中肉中背。
口は大きく鼻低く、目は小さくて六度の近眼。
加うるに色あくまで黒く、まるでインデアン」(笑)
Commented by るちあ at 2008-03-07 18:15 x
じゃあ、ちょっと無理ですね、小林薫さん(爆)
でも、ちょっと思い浮かばない。。。(苦)
Commented by kobeport at 2008-03-07 21:13
るちあさん、この描写はこうなっていますが、写真にのって
いる金子直吉さんはかんかん帽にめがねをかけて、フツーの
人でしたよ♪
Commented by るちあ at 2008-03-08 20:38 x
kobeportさん
そうですか♪今度、私も金子氏の写真を探して見ます。
三浦友和さんなんかもいいかもしれません。
Commented by kobeport at 2008-03-09 00:21
るちあさん、ちなみに私が見た金子直吉さんの写真は
「海鳴りやまず 第一部」の234ページです。
その231ページに直吉の次男武蔵氏が載っています。
まるでそっくりです~♪
Commented by るちあ at 2008-03-10 21:36 x
kobeportさん
ありがとうございます!
探してみますね。
Commented by kobeport at 2008-03-10 22:33
「海鳴りやまず」はなかなか手にはいりません。
図書館でもいつも誰かが借りています。(泣)
ネットでいつも探しているのですが~
by kobeport | 2008-03-04 23:12 | 神戸 | Comments(14)