2006年 08月 07日
神戸そごう地下への階段
成田一徹さんも切り絵にされているこの階段。
ここを通るときはいつも不思議な気持ちがします。
成田さんが描かれた昔の男。
本当にこの壁の窓からふとのぞくと時間を越えて昭和のはじめの人々が見える気がすることがあります。
うぎゃ、本当に昔の人が見えたらどうしましょう。
誰に言っても信じてもらえないでしょうに。
成田さんだったら信じてもらえるのかも。
そんな気がしたからあの窓から”昔の男”を描かれたのでしょうから。
昭和8年神戸そごう誕生。
明るいまぶしいそごうデパートに入るまでの一瞬の時空空間。
ちょっとドキドキの一瞬。
ここは昭和8年の世界。
ここだけは、昭和、それも戦前が残っているのですね。
この窓からは、ハイカラな神戸がみえたんでしょうね。
このライトが素敵です。
写真に撮っていると、皆不思議そうに見ていかれます。
こんな壁の何が珍しいのかと思うでしょうね。
ここはいつまでも残しておいてほしいです。