「ここ日本に住み、他界したポルトガル海軍の将校にして作家であった
ヴェンセスラオ デ モラエスへ
貴君の魂が永遠であることを祈る
1983年10月 ポルトガル海軍より敬意を込めて」

モラエスは1854年、ポルトガルの首都リスボンに生まれました。1899年に日本で初めてポルトガル領事館が開設されたとき、在神戸副領事として赴任。後に総領事となり1913年まで務めました。
神戸時代に芸者のヨネと結婚し、ヨネが亡くなったあとはヨネの故郷である徳島に移り、ヨネのメイであるコハルと暮らしました。
新田次郎の小説にモラエスを取り上げた「孤愁サウダーデ」があるということです。この小説は新田次郎の未完絶筆でしたが、この小説を書くにあたり新田次郎が残した詳細なメモがありました。後に新田次郎の次男藤原正彦(数学者・エッセイスト)がレンタカーを借りてモラエスの旅を追体験、その未完の父の小説を引き継ぐ形で完成させました。
神戸には、モラエスの資料を残す簡易な博物館があり、見ることができます。この時に撮影した写真など、見つかり次第アップします。(-_-;)
「孤愁 サウダーデ」 新田次郎・藤原正彦 2012年読んでみたいと思います。
神戸時代のモラエスは布引の滝を愛し、徳島に移ってからも徳島の土産物店で「おんたき茶屋」のことも話をしていたといいます。興味深いことに、モラエスの神戸時代に起こった六甲山鳴動が、モラエスの「孤愁」で描かれています。