2018年 07月 24日
あのとき神戸にこんなものがあった!日本初の駅構内食堂「みかど」 ~2003.11.29

新橋ー横浜間に日本初の鉄道が開通したのが1872年(明治5年)、
その2年後の1874年5月11日大阪ー神戸に第二号鉄道が開通しました。
ここに神戸駅の歴史がはじまりました。東海道線の終点である神戸駅には
皇室も多く訪れそのため貴賓室も設けられていました。
日本の列車事業食堂は明治32年山陽電鉄の直営になり、1901年(明治34年)には
神戸の自由亭ホテルに、その後うけつがれた「ミカドホテル」に引き継がれ、
日本初の構内食堂が生まれました。
そのためメニューは列車食堂と同じ洋食で、
ハイカラ好みの神戸っ子に大人気だったとか。
最初高級レストランとして開業するもその後、大衆食堂へ。
そのころ好調であった神戸の重厚長大産業の大きな工場を南に控え、
夜は酒場として多くの人に親しまれました。
しかし、平成に入り神戸の産業にもかげりが見え始め、JR神戸駅の大改修に伴い
今まで南側にあったその場所を北側に移し、ビアレストランと姿を変えリニューアルを
はかるも売り上げは減り、ついに閉店となりました。
101年の歴史を閉じました。




店の一番奥にあった皇室が使われた「貴賓室」は、この地のあとに開店した「がんこ」に
引き継がれました。
おおきなジョッキに入った生ビールを一度飲んでみたかったです。いつも飲むのは中ジョッキでした。
輝かしい歴史のお店だとは知りませんでした。
中ジョッキをおいしそうに飲まれるMSHIBATAさんが目に浮かびます。(笑)
写真を使っていただいて結構です。(*^^*)

