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神戸書いてどうなるのか その2

神戸の歌といえばコレです。

◎「そして 神戸」クールファイブ
  あまり好きではないのですが、どうしてもっと神戸が歌詞に出て
  来ないのか残念です。

◎西東三鬼 「神戸」「続神戸」
  西東三鬼は岡山出身で東京で歯医者が本業。
  30歳を越えて俳句を始める。1940年京都俳句事件といわれる言論弾圧に
  よって検挙され、1942年、その時勤めていた商社をやめ神戸に移住。
  そこですごした数年間の出来事をまとめたもの。
  彼が当時住んでいたトアロードのホテルの住民たちなどを描いている。
  なかなか国際色豊かな住人が多く、そのエピソードが面白い。

◎中島らも 「僕に踏まれた町と僕が踏まれた町」
  中島らもは灘中、灘高から当時加納町にあったYMCAの予備校に通っていた。
  その神戸での生活とその後の大阪芸術大学時代を回想して書いた随筆集。

 その中で、
 「大阪の中華料理はまずい、というよりは神戸のそれがうますぎるのだ。
  もちろん大枚はたいて宮廷料理のフルコースでも食べれば大阪だって
  それなりのものは出てくる。そうではなくて、毎日の昼に口にするような
  街のラーメンの味の水準がちがうのだ」
  なんて述べられているそうです。

◎佐々木昭一郎 「マザー」1969年
  全編神戸ロケ。
  NHKのテレビドラマ。「みなとの祭り」での花電車。
  ケンという名の少年がひとり、街や港をさまよい歩く。
  熊内幼稚園が写る。

◎筒井康隆 
  筒井康隆が東京から彼の妻の実家に近い垂水に引っ越してきたのは
  1972年4月。
  随筆「神戸に帰る」では次の文章がある。
  「今、文壇では作家族の神戸大移動説が噂として流れていて(中略)
  野坂昭如氏も 市の中心地を見下ろす山手の土地を物色中だそうであるが、
  今頃探したって そんないい場所がありているものか、ざま見やがれ」
 
  そしてこんな一文も。
  「東京→神戸引っ越し騒動」の中で
  「日本でいちばん地震の少ないところは兵庫県なのだそうである。」
 
  ほんと、震災前まではそう思っていました。(-_-;)

◎「麻薬3号」-1958年
  オール神戸ロケ。原作は五味康祐の同名小説。
  モダン寺、メリケン波止場、栄光教会、須磨浦公園のロープウェイ、
茶房「ジャヴァ」。
 
  この映画を観れば、全壊前の栄光教会が観られるのですね。
  これほどの多くの神戸を記録してくれている映画には感謝すると
  作者は述べられています。

◎「ゆがんだ月」-1958年
  CS放送であったそうです。前半神戸ロケ。 
  「麻薬3号」の兄弟のような映画だそうで主演は「麻薬3号」と同じく
 長門裕之と南田洋子。
 
Commented by サラリーマン42 at 2017-01-07 00:31 x
こんばんは。
映画なら「大失恋」がありますね。
今はなき六甲アイランドAOIAです。
Commented by kobeport at 2017-01-07 21:56
サラリーマン42さん、こんばんは。
ロクアイのAOIAですか。
なんと、主演の一人はスマップの森さんではないですか。
情報ありがとうございます。
忘備録に加えさせていただきます。(*^^*)
Commented by るちあ at 2017-01-09 19:08 x
こんばんは(*^_^*)

クール・ファイブの「そして、神戸」、1995年の年末
NHK紅白歌合戦で前川清が歌ってくれました。
神戸の人たちを励ます為の選曲だったようですが、歌詞が
何だか微妙でちょっと複雑な気持ちになったのを覚えてます。良い歌なんですが、以来聞くと震災時を思い出します。
筒井康隆さんは、奥様が親和の卒業生ですね。
Commented by kobeport at 2017-01-09 21:40
るちあさん、こんばんは。
クールファイブの「こぉ~べぇ~」というのがどうも
しっくりこなくて、あまり好きではないのですが他に
あまりないのですよね。(-_-;)
でも1995年の紅白でしたか。
記憶にないのですが、きっとぐっと胸に来た方も多かった
ことでしょう。
筒井康隆さんの奥さんは親和ですか! (*^^*)
by kobeport | 2017-01-06 21:59 | 神戸 | Comments(4)