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メリケンパークでトリガー設置

ポートタワーと海洋博物館の間に、新たにこんなものが
設置されていました。

進水式の時に坂になった船台から船が滑り落ちないように
止めるトリガーです。
盤木が外され、最後の最後にこのトリガーが外されて、華やかに
進水船が滑り落ちます。
なかなか見ることができないものですが、三菱神戸造船所で最後の商船が
進水したあと、メリケンパークにメモリアルとして設置されました。
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トリガー装置
このトリガー装置は、船の進水式の際に船と船台をつなぐ滑り止め
装置のような役割として使用されていました。
通常は船が勝手に滑り出さないよう、固定装置がしっかりと
取り付けられていますが、進水が近づくと固定装置も取り
外され、進水台上の船はトリガーのみで支えられます。
そしてトリガー装置の安全ピンを抜き、支綱切断と同時に
トリガー用ジャッキを引き込むとトリガーが外れて、船は滑走台と
ともにボール上を滑り出し進水する仕組みになっています。
 これは、三菱重工業株式会社神戸造船所で約60年にわたり
使用されていたもので、重さ約25t、長さ約9m、幅約1m
の大きさですが、同社の船舶・海洋事業の生産体制再編に伴い、
2012年3月9日の同造船所の建造する最後の商船となった
第1296番船の進水式で、その役割を終えたものです。

以上説明板より。
by kobeport | 2013-12-06 23:26 | 神戸 | Comments(0)