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神戸オリーブ園というものがあった!その2

神戸オリーブ園について書かれてあったのは、この資料です。
オリーブ園の史実を示す農政文書、「農務顛末」の第6巻第31に
一 暖地植物栽培試験地取設の義
二 栽培所借上げの件
三 栽培地買収の件
四 神戸阿利襪園と改称の件
五 阿利襪油及塩蔵品回送の義

一〇 山林局より地所借受の件
一二 阿利襪油並びに塩蔵品 払下げの件
神戸オリーブ園というものがあった!その2_b0051598_239262.jpg

中西先生は丹念に調べ上げられました。

殖産興業政策といっても、なぜそれがオリーブだったのかと疑問が残るわけ
ですが、当時、農業試験所を設置し海外の動植物を入れるという政策のため
いろんなことが試みられました。

オリーブを始め、ゴム、オレンジ、レモン、ブドウ、ユーカリの6種を試植した
ようですが、このうちオリーブのみがよく育ち土質に適応したそうです。
鉄工や造船業が活気を帯びてきて、油が必要になってきたというのも
オリーブが注目されるひとつだったそうです。
油と言ってもオリーブから採れるオリーブ油は食用くらいにしかならない量だと
思いますが。。。

そしてその神戸阿利襪園で採れたオリーブオイルとオリーブ塩蔵品
を神戸港から兵庫丸にて東京の農商務省に送ったところ、司法省雇仏人
バアソナード氏などは非常に賞賛して、これほどの品なら「何程にても購め得た
しなと言ひたりき」そうです。
その結果、増殖することになり本園550株の他に林山に480株を加え
合計1,030株となりました。
林山というのは、諏訪山あたりの平野浄水場の北側にあたります。
林山官林オリーブ栽培場として苗木栽培などに使われていました。

しかし、神戸阿利襪園が存在していた時期は短く、明治12年に開園してから
払い下げを経て、神戸市農会の設立で神戸オリーブ園の管理委託されたのが
明治37年、林山官林オリーブ栽培場が払い下げられたのが明治42年の記録が
残っているのが最後で、その名は歴史から消えてしまったのです。

今でも北野にオリーブが見られるのはその生き残りかと考えるとロマンが
ありますね。(笑)

オリーブの木が実をつけるのは、必ず雌雄両方を植えないといけないそうです。
講演会に出席された人たちの中から10人、オリーブの鉢植えがプレゼントされました。
当たった人は大喜び。
よかったですね~(*^_^*)
神戸オリーブ園というものがあった!その2_b0051598_23383411.jpg


神戸の土地に意外とオリーブがあっているのかもしれません。
街角にオリーブの木を増やそうという気運が盛り上がっているそうです。\(^o^)/
神戸産オリーブ油や、オリーブの実の加工品が造られたらいいですね~
Commented by tako-sun at 2013-08-21 20:35
「神戸のオリーブ畑」を想像しただけでもワクワクしますね。
でも現状は・・・(-_-)
いずれにしましても学術的で?楽しいテーマをありがとうございました。
Commented by kobeport at 2013-08-21 22:21
tako-sunさん、ワクワクしますよね。
北野に住まいがある、居留地の商社マンたちはオリーブ畑を
見ながら、毎朝出社していたのですよね。

そして、中西先生が文献から丹念に掘り起こして、
神戸のオリーブ園や苗場の場所をつきとめていかれた
ことにもワクワクしました♪
by kobeport | 2013-08-20 23:38 | 取材日記 | Comments(2)