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神戸短編小説集 バラード 田中良平

「ゆったり優しいメロディーの神戸恋歌」という副題がついています。

5編の短編小説から成り立ち、

第一編 メリケン波止場
    父が船員の少女の戦前、戦後の物語
第二編 天女たちの美術館
    世良美術館長の世良巨絵と小磯良平の話。
    小磯良平の絵の「斉唱」の面影をめぐって。
第三編 光芒
    トアロードにあった「バー木犀」のママとのロマンス
第四編 G線のめぐり逢い
    「バー木犀」のママと30年後G線で会う約束は。。。、
第五編 愛しのホテル
    神戸っ子が愛して止まない「オリエンタルホテル」の話
    かつてのオリエンタルホテルに勤めていたホテルマンの回想と
    「バー木犀」のママとのエピソードを絡ませて。

舞台が神戸ですから馴染みの名前がいっぱい出てきて
楽しいですね~

田中さんは神戸に関る小説やドラマ、映画が少ないとの思いで
素敵な短編小説を書かれました。

「あとがきー神戸に恋して」の中で、
神戸はいつも「素敵、ハイカラ、モダン、おしゃれ」なのになぜか街の空気が
うまく伝わらない気がする。
田中さんは、そんな思いで登場する男女と神戸の街なみも恋の渦に
巻き込んでみましたとおっしゃっています。
最後に、
「横恋慕の眼差しのせいか、震災後の神戸はメイクが濃く見えてなりません。
神戸は永遠に、薄化粧の美しさであってほしいと願うのです。」

この街が大好きな方が書かれた小説ですね。
Commented by サラリーマン35 at 2010-03-04 12:35
こんにちは。
お久しぶりです。
確かに震災後の神戸はいかにも外資系?の様な外見ばかり
神戸のお店が増えたようで残念です。(大阪・新世界もそうですが)
しかしなからお金任せに「ドンキ○ーて」をド~ンと立てられるかよりは
まだマシかと。。。
Commented by kobeport at 2010-03-04 21:39
サラリーマン35さん、やっぱり震災後の神戸は
メイクが濃い気がしますよね。
この本を読んでいるとおしゃれで粋でハイセンスな
昔の神戸の復活を期待してしまいます。
by kobeport | 2010-03-02 21:40 | 神戸 | Comments(2)