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神戸南洋植物パーク跡

神戸南洋植物パーク←「好きです神戸」でも紹介しているこの熱帯植物の生い茂っている南洋植物パーク跡にとうとうマンションが建つようです。
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この南洋植物パーク跡とその周辺は2006年に売却されていたそうで
マンションが建つとこのうっそうと茂った南洋植物は伐採されてしまうでしょう。

最初ここを通った時は、本当に驚きました。
あとで調べて南洋植物パークがあったところだとわかったのですが
訪れたこともなく惜しいことをしました。

ここを撮影した時に門柱があり、南洋植物パーク跡の門柱かと思って
いましたが、神戸新聞連載の「ハイカラ神戸幻視行」に
旧ダンロップゴムイギリス人クラブ跡を示す門柱とありました。

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広瀬安美氏の「神戸の異人館」60~61ページにその旧ダンロップゴム
イギリス人クラブのりっぱな異人館が載っています。
南洋植物パークの中に異人館があり、入園者はそこにも入ることができたと
いうことですが、その異人館の名残の門柱だったようです。

「神戸の異人館」によりますと、
「石を積み、その上にセメント製の大きな鉢をのせたもの」とあります。
昭和40年ごろにはまだ多くの異人館がこのあたりにはあったようですが
昭和51年にこの本が発行された頃には、「イギリス人クラブただ一軒」と
なっています。
「木骨モルタル造り、二階建て、ハーフテンバーと呼ばれるスタイルで、
南にベランダがある。建築年代は明治40年代と推定されている。」ー「神戸の異人館」
Commented by motozukinn7 at 2010-02-07 10:41
えっ、マンションにんなってしまうんですか?確かに暖かで景色は抜群だろうけれど、とっても残念です
私も2年前に歩いていてヤシの木が竹と一緒に群生している まるでジャングルのような景色に遭遇しびっくりした覚えがあります。
古いパークのトイレの建物とかも木に埋もれてありました
私も当時は門柱がパークの門柱だと思っていたのですよ
広瀬安美氏の「神戸異人館」持っています
お持ちの「神戸の異人館」昭和51年版とは微妙に違うようで
私のは「神戸異人館」昭和52年版です
旧ダンロップゴムイギリス人クラブの記事が77ページに76ページに建物の絵が載っています
それによるとダンロップゴムイギリス人クラブの建築年代は明治38年以前となっているので違う本なのでしょう
荒れた応接室の写真が140ページに載っています
一般解放したところめちゃくちゃに荒らされてしまったと書かれています
すでに気づいた時は無くなっているtって本当にはがゆいものですね


Commented by kobeport at 2010-02-07 21:39
motozukinn7さん、新聞にマンションになると
書いてありました。
関係ないものは熱帯植物が生い茂って物珍しくても
地主さんはそうはいきませんよね。

「神戸異人館」の詳しい解説ありがとうございます。
私が持っているのは主人の実家が震災で全壊したときに
うちに来たもので、主人の父の持ち物でした。
表紙が取れて無残なものですが、広瀬さんのサイン入り
です。おっしゃるように昭和51年版です。
図書館にあるのは何年版かちょっと調べてみます。
昭和52年版、面白そうですね~
一般開放したところがめちゃくちゃ荒らされたというのも
さびしい話です。(;_;
Commented by motozukinn7 at 2010-02-15 21:14
kiobeportさんの記事を読んで行ってきました。貴重な記事ありがとうございました まだ記事はアップ中なのですがたぶん1時間はいたかと思います。なかなか興味深く、でも迫りくるものはヒシヒシと感じました 
思いをはせることができただけでもよかったです
Commented by kobeport at 2010-02-15 21:36
motozukinn7さん、すごいですね。
あのジャングルみたいなところに入られましたか。\(^o^)/
詳しい調査、参考になりました。
ありがとうございます。
敷島紡績というのも興味がありましたね~
Commented by motozukinn7 at 2010-02-16 22:22
kobeportさん 行った日はロープがなく入れたのですが後日訪れた人からはロープが張ってあったと聞きました
Commented by kobeport at 2010-02-16 23:12
うわ、そうでしたか。
いいときに行かれましたね!(^^;)☆\バシッ
おかげで気になっていたところが見れました♪
Commented by 塩屋三代目は留学生 at 2010-02-18 20:11 x
kobe portさんへ
須磨のダンロップイギリス人倶楽部の写真なら、海文堂で平積みになっていて買い求めた、「風見鶏謎解きの旅」(神戸新聞総合出版センター)37ページにでているものと思われます。
母親がこの建物をよく知っているので、すぐにわかりました。
こちらは山の上から海に向かって異人館をいれて撮影したもののようです。

この本ならまだ売っていると思いますよ。
あ、17日の神戸新聞朝刊にその本の広告がでていますねー
「神戸幻視行」(変換しにくいね)と一緒に。

なーんとなく、アメリカ留学に持っていったけど、とにかく面白いです。
異人館の建築年代鑑定手続きをめぐる裏側・秘密が手に取るように描かれていて、風見鶏の館の設計図が改ざんされていた秘話までも。
神戸っ子には絶対おススメの異色本と思いました。
観光ガイドに飽きた人向けかな?
てか、NHKヒストリアででもやりそうな感じでした。
Commented by kobeport at 2010-02-18 22:29
塩屋三代目は留学生さん、コメントありがとうございます。
「風見鶏謎解きの旅」は図書館で借りて読みました。
でもダンロップイギリス人倶楽部と、神戸南洋植物パーク跡
の門柱と結びつかず、スルーしてしまいました。
今度、本屋さんでもう一度見てみます。(^^)
情報ありがとうございました。
この本はなかなか面白かったですね。
ヒストリアに是非とりあげてほしいですね~\(^o^)/
Commented by イラブ at 2012-04-05 19:20 x
初めまして。広瀬安美氏の「神戸の異人館」(昭和51年版)でダンロップイギリス人倶楽部を知り、モルガン雪に会いたい一心で昨年現地に行きました。
「神戸の異人館」に書いている通り、元はダンロップイギリス人倶楽部はモルガン雪さんが住んでいたのですね。彼女の生い立ちを調べてみると、アメリカの大財閥と結婚してから華やかさとは裏腹に差別、偏見とかなり苦労なされたそうです。そんな妻を癒すために一時帰国し住まわれたところがあの邸宅です。
神戸で生気を養い再び日本を発つ時、彼女は近くの神社に灯篭を寄付しています。灯篭には「モルガンお雪」としっかりと刻まれており、物凄く感動しました。世界に大和撫子を見せ付けた人が神戸に住んでいたとは嬉しかぎりです。
詳しくは、小坂井 澄さんの「モルガンお雪」にて。少なからず神戸のことが書かれています。
Commented by kobeport at 2012-04-05 21:47
イラブさん、コメントありがとうございます。
私もモルガンお雪さんの灯籠を見たときは
感動しました。
小坂井澄さんの「モルガンお雪」を読んで
みたいと思います。
ご紹介ありがとうございます。
by kobeport | 2010-02-06 00:04 | 神戸 | Comments(10)