2009年 07月 11日
アシックス スポーツ ミュージアム 開館
ミュージアムの外には「栄光の樹」が植えられています。
これは1936年のベルリンオリンピックの時三段跳びの
田島直人選手が金メダルを取ったときに表彰式で一緒に
贈られたドイツ柏の2世だそうです。
ミュージアムは2階建てで、2階にイチロー選手のシューズの
進化の様子がわかる展示があり、興味深いです。
1995年のイチロー選手の靴の重さは280gでした。
2000年の少し前までは300g~400gを超えるものも
ありました。
しかし、イチロー選手はアシックスにもっと軽いものをと
要求し、研究の結果、280gを切る重量のシューズが
できあがりました。
アシックスはもうこれが限界とイチロー選手に言ったそうですが
彼はアシックスさんならもっと軽いものを作れるはずと。
試行錯誤の結果、それこそぎりぎりの作品、現在は250gの
ものが作れました。
というのも、これはイチロー選手しか履けないシューズなのです。
普通、シューズは人間の足を守る機能がありますが
イチロー選手はその並はずれた鍛え上げられた筋肉で
自分の足は自分で守る能力が備わっています。
それゆえ、普通ならかかとの部分を分厚くしクッションの
役割を果たすのですが(これが重い部分)、彼の場合は
それは必要ないのです。
そして靴底はスパイクの部分を除いては重量をカットする
ために穴がぽこぽことあいています。
(これはうまく説明できないのですが。(;_;)
走るための究極のシューズです。
アシックスは撮影禁止なので写真で説明できず、その様子を
お伝えできないのが残念です。
7月、8月は高橋尚子選手の金メダルなどが特別展示
で、本物を見る機会はめったにないと思いますので
アシックスのミュージアムに是非アシを運ばれたらと思います♪
田島直人に栄を称えて記念植樹をされているのは感心しまます。
ベルリンオリンピックで世界新16m. 優勝したのは、織田幹雄、
南部忠平に続くオリンピック3連覇で戦前の日本陸上の最盛期
がベルリンオリンピックだったと記憶しています。
イチローのシューズは正面玄関のアシックス受付で、べたべた触ることが出来ますよ~
でも、イチローは契約を1年でしか結ばないそうですね。
そうしたほうがメーカーが努力を怠らないからというのが理由。
この人は経営者にもなれるのではないか?と一瞬思いました
本社を移してしまうのがくやしいですね。
そんな中、がんばっている地元の企業を
応援したいです。
南部忠平さんのお名前は知っていたのですが、田島直人さんは
知りませんでした。
日本陸上もすごかったのですね。
なかなか面白いところでしたね。
イチロー選手は自分にもシビアなので、皆納得しますよね。
イチロー選手が引退されたらどんな道を行かれるのか
興味がありますね。
彼の野球解説も聞いてみたいです。(笑)