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神戸百景の随想 NO.41 ビルの屋上


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41 ビルの屋上

「兵庫開港」は明治維新の導火線となったといわれるほどだが 兵庫の地はやがて
近代都市としての主導的地歩を東隣の神戸にゆずることとなった。
しかもこの動きは今ではさらに東に進みつつある。
兵庫は古来の伝統をもつ所。それだけに保守的傾向が強く 革新的気運とは
調和し難いところがあった。
こういう所に 新たに入ってきた「異人」たちを雑居させることの困難を考えた時の
為政者は はるかに距った三宮の海岸に「居留地」を計画した。
港都としての神戸市は この居留地から発展したといっても過言でないであろう。
居留地の街区はイギリス人技師によって設計された。
今ではモダンなビル街に変貌してしまったが それでも何処かに明治調の名残がある。
「明治は遠くになりにけり」の文字通りの見本だ というべきでもあろうか。

工学博士 滝沢 真弓


これはどこから見たところかなぁと考えるのですが
今とはだいぶんビルの様子も違っていただろうと思いますが
なんとなく大丸のあたりからかなぁなんて眺めていたりします。
Commented by marguerite at 2009-01-06 22:17 x
今年もお元気で楽しいブログをたくさん書いて下さるのを楽しみにしています、宜しくお願いします。
これは又懐かしい眺めですね、市役所の近くのビルでOLしていて
屋上に出たらこんな感じでしたね。都会の屋上の眺めは似たり寄ったりみたいに言われますが、神戸は違うんですよね、色彩や建築のセンスが抜群ですから。・・又始まった、お郷自慢~(^^;
 
Commented by kobeport at 2009-01-06 23:29
margueriteさん、明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

旧居留地にどんなビルがあり、それぞれの年代にどんな
会社が入っていたか、興味があります。
ひとつひとつの番地を法務局で調べたいのですが
経費がかかるので。。。
確か1件1,000円くらいかかったと思います。
居留地126件分。
うひゃ~
by kobeport | 2009-01-06 21:35 | 神戸 | Comments(2)