2008年 12月 02日
神戸百景の随想 NO.15 六甲山の夜
15 六甲山の夜
六甲の夜は美しい。
殊に月のある夜はまた格別だ。
渚が優雅な曲線を描き 海面が白く映え はるかに紀伊半島
淡路島が夜暗にくっきり浮ぶ眺めは
六甲ならではのものだろう。
私は私を訪ねて来る内外の人々に神戸を案内する時は
まず六甲に連れて行く。
この眺めを見た者は皆一様に賞賛する。
連れて登った人に喜んでもらえると 神戸人としてうれしい。
自分の庭をほめられた様な感じである。
近頃では その季節に応じて一番美しい眺望が得られる時間を
選ぶことが出来るようになった。
とにかく六甲は私のお国自慢の一番地だ。
紫陽花の咲く頃も 裏六甲の木立が紅葉する頃も 雪が山道に
残っている頃も 本当に美しいと思い
愛情に似た気持ちさえ抱く。
山上の一番眺めのよい場所に ここを訪れる人々が
この素晴らしい眺めをゆっくり満喫できる そして六甲に
ふさわしい建物が欲しくてならない。
ビオフェルミン製薬社長 百崎 辰雄
ビオフェルミンの会社は神戸の会社ですね。
よくお世話になりました。(笑)
http://homepage2.nifty.com/kobeport/meiten.html#bio
随想を寄せておられる方々はどなたもそうですが、神戸への
愛情があふれています!
六甲の情景、ビオフェルミンの社長さんがおっしゃるとおりです。