2007年 12月 25日
もうひとつの日本唯一の灯台
日本唯一のホテル灯台
このホテルの灯台は全壊した京町のオリエンタルホテルに建っていました。
京町のオリエンタルホテルはダイエーグループの前は来島グループの傘下に
あり、関西汽船の船が入港しやすいようにホテルの14階に坪内さんが
設置したようです。
震災の年にできたメリケンパークオリエンタルホテル。
このホテルができるのを楽しみにしていましたので、震災で被害が出たのでは
ないかと心配していました。
しかし、震災による被害は少なかったようで、平成7年7月7日7時7分open。
もうまもなくオープンだという日にこのホテルのエントランスまで上り
神戸の街を見渡しました。
夏の青い空の下、遠目にみるこの街は本当に美しかったです。
そういえば、このホテルは姿もユニークですが、ホテル灯台の他に
客船の旅客ターミナルも持つ神戸のシンボル的なホテルになりました。
兵庫県警の建物もたしかあの頃着工したと記憶してます。
神戸港沖を見渡すにはいい場所ですよね。
船が港に乗り出すような今までみたことのない斬新な
デザインでめちゃ楽しみにしてたのです。
皮肉なことにあのホテルのお披露目が震災の、上空からの
ヘリの取材でした。(泣)
それだけにホテルのスタッフの皆さんも神戸が元気になる
ようにとの意気込みがすごいですね!
居留地内で営業してきたのに震災後は京町筋の灯台の
あるホテルが現在メリケン波止場に移っている経営者が
変わっているだろうが、本筋を継承しているのでしょう。
オリエンタルを冠にするホテルも神戸では2軒になってし
まつた。元オリエンタル・ホテルに勤めていたシェフ達が
年に1度持ち回りでOB会を持って現役シェフ達の料理を
試食していたそうです。それが1軒、1軒となくななって
行くのは淋しいと言っていた。是非とも本家として伝統の
味は守って欲しいとOB達は願っていました。
ホテルとしての大宴会場もないがあの異色の建物で本家
を継承してもらいたいものです。幸い四突に入港していた
客船がホテルの前に横着けするのも幸いなことです。
多くのホテルが新築を計画されるようだが、神戸市民と
してはオリエンタル・ホテルの名は永遠に消さないで
欲しいと念願しています。
増えて、びっくりしたのですが、今は寂しい状態になりましたね。
オリエンタルホテルという存在がどれほどすごいものだったか
料理人たちの間でどれほど特別な存在だったか、今さらながら
本などを読むとわかります。
今はせめて「オリエンタル」の名が続くことを願います。