遥かなるルネサンス 神戸市立博物館

天正遣欧少年使節がたどったイタリア。
4月22日から始まりましたが、あっというまに最終の7月17日が
目の前です。
あわてて駆け込みましたが、入館に行列の人でした。
b0051598_21382184.jpg

b0051598_21382752.jpg

遣欧少年使節の4人がたどったイタリアでのルートを追います。
長い長い船旅の末、どんなふうに各地で迎えられたかという
記録が文章や絵などの残されています。
イタリアの画家によって描かれた遣欧少年使節の一人、
伊藤マンショが描かれた絵を見ると、少年というより威厳のある
落ち着きが感じられます。
そしてこの伊藤マンショは訪問先でダンスまでした記録が
残されているのです。
ダンスと言っても、昔のイタリアのダンスは映画「ロミオとジュリエット」
などで見られるような非常にゆっくりとした優雅なものだったそうですが、
それでもマンショにとっては初めて見たものだったでしょう。
しかし、落ち着いて所作など感銘を受けたと向こうの記録には
残っているそうですからたいしたものです。

博物館の展示はたどったルートの順に並べられています。

トスカーナ→ローマ→ヴェネツィア→バドヴァ→ヴィチェンツァ→
ヴェローナ→ミラノと続き、船でイタリアを離れ、帰路に着きます。

ヴェネツィアではサンマルコ広場で行われる聖十字架の
行列をわざわざ少年使節が見ることができるように日を
ずらしてくれました。
考えられないほどの歓待が各地で待っていました。

日本に帰国するのは8年ほどの年月がたったあとでしたがその間に
国内の情勢は変わり、キリスト教は秀吉によって禁止されて
しまいました。
その後に待っている運命は彼らにとって本当に過酷なものに
なったのでした。

展示を見て回ると彼らと一緒に旅を続けている気になり、
絵に描かれた人たちに会った気がしました。(#^^#)


[PR]
by kobeport | 2017-07-08 22:10 | 神戸 | Comments(0)