2017年 05月 27日
あのとき神戸にこんなものがあった!2002年 回る十国展望台
六甲山上凌雲台(海抜約900m)に完成。
山城、大和、摂津、河内、和泉、紀伊、丹波、播磨、淡路、阿波の10カ国が一望できる
ところからこの名前がつきました。
回る部分の外側の円盤台(直径16.5m)は満州の回転橋をモデルにしたといわれています。
最大約350人を乗せ、約5分で一周。
当時このような施設は全国的にも珍しく天皇陛下や皇太子殿下もおいでになられたそうです。
ピーク時の90年には約37万人がこの風景を楽しみましたが震災の年には6万人に激減。
それから徐々に回復するも低迷を続け、施設の老朽化もあり撤去が決まりました。
中の喫茶室でお茶を飲んでいても時々つんのめる振動がレトロな感じでテーブルの
コーヒーも揺れるようなものでしたが、妙にそれもなつかしく感じました。
24日には別れを惜しむ人々により「さよならツァー」も開かれたもよう。
所在地:神戸市灘区六甲山町