2011年 02月 22日
岡本のヘルマン屋敷
中世の城のようなりっぱなお屋敷だったそうですが。
明治時代のシーメンス事件で有名ですが
東京と神戸を行ったり来たりしていたときの
住民のエピソード。
六甲山脈の中腹にある洋館ヘルマン屋敷の主人が
東京から夜の神戸三ノ宮駅に降り立つと山の上の
屋敷の屋上からサーチライトがぴたりと彼をとらえ
やがて走り出す彼の自動車を追って玄関に着くまで護衛
していたという話を少年の日に聞いたそうです。
詩集「神戸市街図」
まさか岡本から三宮まで見通せないだろうと
思っていましたが、ヘルマン屋敷で調べてみると
こんなサイトがありました。
旧ヘルマン屋敷
当時は車の数もぐっと少なかっただろうし、山の中腹からですと
ひょっとして三宮方面まで見渡せたかもしれない。
ビルも建っていないみはらしのよい神戸の街。
西の方から車のライトが近づいてくるのを
見ることができたかもしれない。
想像をかきたてるヘルマンのエピソードです。