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岡本のヘルマン屋敷

今となっては伝説のヘルマン屋敷。
中世の城のようなりっぱなお屋敷だったそうですが。

明治時代のシーメンス事件で有名ですが
東京と神戸を行ったり来たりしていたときの
住民のエピソード。

六甲山脈の中腹にある洋館ヘルマン屋敷の主人が
東京から夜の神戸三ノ宮駅に降り立つと山の上の
屋敷の屋上からサーチライトがぴたりと彼をとらえ
やがて走り出す彼の自動車を追って玄関に着くまで護衛
していたという話を少年の日に聞いたそうです。
  詩集「神戸市街図」

まさか岡本から三宮まで見通せないだろうと
思っていましたが、ヘルマン屋敷で調べてみると
こんなサイトがありました。

旧ヘルマン屋敷

当時は車の数もぐっと少なかっただろうし、山の中腹からですと
ひょっとして三宮方面まで見渡せたかもしれない。
ビルも建っていないみはらしのよい神戸の街。

西の方から車のライトが近づいてくるのを
見ることができたかもしれない。

想像をかきたてるヘルマンのエピソードです。
by kobeport | 2011-02-22 22:07 | 神戸 | Comments(0)